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桜の森の満開の下

 開の桜の木は美しすぎて、

その下にいると、

狂う。


むごたらしい山賊が、美しすぎる女を八人目の妻に迎える。

すべてが異様に美しく、

なまめかしく、

なやましい姿。

そこにあるのはとけるような幸福。


男はわがままなその女に言われるままに、生首を集めます。

楽しそうに首遊びをする女。

首が酒盛りをし恋にたわぶれ、くさった肉はペチャペチャくっつき合い鼻もつぶれ目の玉もくりぬける。

喜ぶ女。キリのない欲望。山賊は桜を思い出す。



桜の下にあったものは、なにか。

それが分かるラストは、

全身が粟立つほどの美しさで、

それはもうほとんど恐怖と呼べるほど。



文体の美しさは秀逸で、一文一文にとろりと体が酔う。

絶対的な美には腐敗が不可欠だとおもうので、

そんな私の概念をこの上なく美しい文章で織りあげてくれた奇跡のような小説。

読みながら満開の桜の下で息も出来ない位の花吹雪に包まれます。

息が止まるほどの、

埋もれてしまうほどの、

桜吹雪。


耽美

贅沢な時間を過ごせます。



桜の森の満開の下

坂口安吾


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